- 掲載紙
- 毎日小学生新聞
- 掲載日
- 2016年8月24日
2016年8月24日の毎日小学生新聞に掲載されました
記事
毎小使って新聞クイズ
大阪市北区の民間学童保育「なるには學問堂」では子どもたちが毎日小学生新聞を使って新聞クイズを作り、楽しんでいます。「読む、書く、話す、聞く」が遊び感覚ででき、子どももスタッフも夢中です。
8月8日に取材に訪れると、小学1〜6年生12人が新聞クイズに取り組んでいました。まず、毎小から好きな記事を選んで、切り取ります。記事をよく読んで、クイズを作ります。そして、三択の答えを考えます。クイズができたら、発表タイムです。一人一人が前に立って、クイズを読み上げ、みんなが手を挙げて参加しました。
「佐賀県の和菓子店で受験生を応援するあるお菓子ができました。それは何でしょう。1どらやき、2くしだんご、3おまんじゅう」。先生が「どらやき」と元気よく手を挙げると、子どもたちから「食べたいだけやんか」とツッコミが入りました。「テニスの錦織圭選手がマイアミ・オープンで準優勝しました。戦った相手は誰でしょう。1ノバク・ジョコビッチ、2ウサイン・ボルト、3さかなクン」。真剣に三択を聞いていた子どもたちは最後のオチに大笑いしていました。
3年生の村下菜々さんは「新聞の文をクイズに変えるのが面白い」、上村志苑さんは「友達の問題に答えて、当たるのが楽しいです」、坂井結香さんは「新聞クイズを家でも作って、お父さんやお母さんに出しています」と話していました。
なるには學問堂で新聞クイズを始めたのは「新聞を読みたい」といって購読したのに、3日で読まなくなってしまい、三択クイズが好きな子どもがいたため、スタッフが新聞記事でクイズを作ってみたらどうかと考えたのがきっかけです。
出口朋子園長は「問題を作ろうと思ったらじっくり読まないと作れないので、自然に新聞が読めるようになってきました。自分の興味がないジャンルも他の子の発表を聞くことで視野が広がります」と話し、新聞クイズのさまざまな効果を感じているようでした。
(御園生枝里)