ストーリー仕事術
このプログラムは、企業向けの生産性向上を促す研修として要請が多い仕事の進め方講座です。拙著『ストーリー就活術』と『ストーリー経営』をもとに、2時間のセミナーまたはワークショップ形式で仕事と幸せの関係を紐解いていきます。全体を通して精神論ではなく、科学的な見地からモチベーションを上げる方法に触れて、自らのモチベーションコントロールを通して効果的効率的な仕事の進め方を伝授いたします。また、本プログラムでは、人生をストーリーになぞらえて自己のストーリーを見出し、自己実現の具体的なイメージを言語化することから、仕事と家庭と個人(自己)の重要性の理解を促します。そのうえで、目標に沿った仕事へと意識を高めていくことで、個人や家族とのバランスを保ちながら人間力のステージを上げることを最終の目的としています。
仕事の先にあるものを定義する(幸せとの関係)
仕事での成功の先に何があるのか?
ビジネスで成功した多くの経営者でも、幸せではない事例が散見されます。富と名声を得ることを目標にしてしまったからでしょうか。
ただ闇雲に昇進を狙って仕事に取り組んでも、多くの場合途中で挫折してしまいます。逆に内面から溢れ出るようなモチベーションがないままに全力疾走を続けると、心身ともに異常を来たすことすらあります。
著者で代表の上村は、仕事をするうえで一番大切なことは、自身の誕生した目的(ストーリー)を知ることだと考えています。多くの人が生計を立てるために仕事をするといいます。確かに、この考えは間違っていません。しかし、仕事 を得た後に、安定して生計が立つようになると、マズローの5段階説にもあるように、金銭的なインセンティブだけではモチベーションは持続しないと言うことです。
ストーリー仕事術は、仕事の内容に関わらず、自分の人生をひとつのヒーロー(ヒロイン)物語と捉えることで、ヒーロー(ヒロイン)が成長する過程を客観視することを要諦とします。その視点に立つための導入を「誕生の目的」という視点で紐解くアプローチを進めます。
ワクワク仕事をする方法(役割とキャラクター分析)
技術や能力ではなく、キャラクター(個性)とチームの相性を尊重する
一般に、仕事ではチームで効果的効率的に成果を得ることが優先します。
しかし、多くの人が職場に求めてることでバランスを崩してしまうのは、やりたいことを求めることが多いからです。
自身の役割とは何か?
自分は何をすれば、チームに最大貢献できるのか??
自らが所属するチームにおいて、常にこの質問を問い続けることで、自らを客観的に見ることができると上村は考えます。そのように自らを客観視することで、チームとって必要な技術や能力を自然に学ぶモチベーションも自然と高まります。その視点に立つことができれば、目標とするゴール達成に必要な技術や能力を把握し、共に歩む仲間との関係性からの必然と捉えて習得へと歩みを進めることでしょう。
バランスのいい状態を知る(自己実現のための仕事)
人生は、あっという間である先人は、晩年に、ほぼ間違いなくこのようにいいます。
そして、多くの人にとって、仕事が人生におけるかなりのウェイトを占めることも事実です。だからこそ、有意義な職場に勤め、自分を必要としてくれる仲間(チーム)とめぐり合うことは重要なのです。真の仲間に出会うと、否が応でも成長します。
ストーリー仕事術とは、仕事を富を得ることためだけのツールとしては扱いません。その仕事に就いていることの必然性を自己のルートと緋づけて、自己実現のためのトレーニング舞台として位置づけます。その同僚や上司は、自分という物語の重要な役者であり、自分を励まし叱咤激励してくれる仲間であることの認識を持たせてくれる感謝に値する存在と気づかせてくれることでしょう。
他方、仕事にパワーの殆どを投じることのないようにセーブする知恵も授けます。個人、家庭、そして仕事(職場)。その3点を結ぶ中心に自己実現があり、各要素は自己実現のための重要な役割を果たしているとの認識を強く持ちます。つまりはバランスが重要であって、どこに偏ってもよくないということから、意識下においてのバランス調整作用を内在させる効果も目的としています。
このセミナーは、1日ワークショップとして、またはお客様のスケジュールに合わせて、数回に分けて行うことが可能です。