ベランダ発電実践会

このプログラムは、現在制作進行中のドキュメンタリー映画 『ベランダの科学』 をモデルに、都会に住む一家が最低限のライフラインを保持する取り組みを支援するワークショップです。 地元関西をはじめとして、多くの理解者と支援者に支えられためか、本テーマに関する講演会やセミナーの依頼が多い人気のプログラムとなっています。具体的には、2時間のセミナーまたはワークショップにおいて、自分の家のベランダで実施可能なライフラインをたな卸しします。家族構成を加味して、ベランダの日当たりや降雨場所や貯水量を試算。簡単に始められるベランダ活動を見出していきます。また、本プログラムは、ベランダを舞台とした活動を通じて、家族の絆を深めることともに、自然の恵みを再認識することも目的としています。

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ベランダでできるこんなこと、あんなこと(イントロダクション)

団地にマンション、1ルームアパートでもできてしまう。

これまで見落とされてきたベランダ。しかし、このベランダが有事の際に命をつなぐ機能を果たすことは知られていません。発電。有機菜園。そして恵みの雨水貯水。普段は閉ざされがちな空間であるべランダも、環境を整備することで、最小限のライフラインに変身する貴重なスペースです。ドキュメンタリー映画 『ベランダの科学』では、賃貸マンションに住む上村家が、ベランダでこれらの実験を行う歩みが収録される予定です。あなたの家のべランダが、命をつなぐインフラになる!弊社代表でベランダの科学実践者の上村英樹は、このように考えています。プログラムの導入では、電気、水、それに食料が無い状態を想定して、家族が生きられるかという視点からあなたのべランダを科学していきます。

ベランダ発電(自給電力)

電気代が1/2に。

ベランダできることの一つ目は自家発電です。試験的に実施したのは太陽光発電ですが、映画ではそれ以外の発電にもチャレンジする予定です。ここで重要なのは、決して売電のための発電ではないということです。昨今、電力供給量のピークセーブのための節電や電気料金値上げが話題となっていますが、必要最低限の電力を自分で作ることは意外と知られていません。独立電源方式でバッテリーを組み込み蓄電機能を持たせると、太陽光発電がされない雨天や夜間にも電力を使うことが可能となります。この自家発電をするにあたって、電気工事士の国家資格も取得する予定です。そして電化製品を再選定します。なぜなら、これまではデザインや機能性で選んでいました。しかし、ベランダで自家発電するようになると、消費電力や蓄電機能が商品選定の大きな要素となります。それらの歩みが、いざと言うときのライフラインとなってくれるのです。

ベランダ有機菜園(自給食材)

スーパーで野菜を買う量が減る。

ベランダでできることの二つ目は有機野菜の栽培です。上村家では、プランター10台の栽培で、お漬物、サラダ、味噌汁の具、料理に使う香草類はほぼ賄えるようになりました。これにより、スーパーで野菜を買う量が相当に減ることとなります。好きな食物を植えることで得られる成果は予想以上。プランターと土、それに肥料を用意して、収穫したい食物の種を選びます。その食物の育て方を調べて、適した季節に種を撒く。毎日の水遣りは家族、特に上村家では子供たちの日課です。数日も経てば芽吹いて、苗が育っていきます。早いものになると、2週間もすれば食卓に上がる。主食の米をベランダで栽培することはできません。しかし、その他のちょっとしたものは買うまでもなく間に合います。上村家で育てているものは、次のとおり。葉ネギ、みず菜、ほうれん草、赤かぶら、丸大根、サラダ菜、ゴーヤ、にんじん、カモミール、グリーンピース、そら豆など。

ベランダ恵水(命をつなぐ水)

水は、生命にとって一番大切なものです。

私たちの多くは、蛇口をひねると「水」が出てくるものと思っています。あながち間違ってはいないのですが、水道からの注水が止まったら・・。大災害のときは、瞬時に店頭からペットボトルの水がなくなります。その結果、飲料水のみならず、トイレの排水や入浴のための水も確保が難しく、水道が復旧するまでは相当に困難を強いられるケースが少なくありません。だからこそ、上村は雨水のベランダ貯水を提唱します。通常時に雨水を飲用する必要はないでしょう。しかし、有事の際には、それが命をつなぐ恵みの水となるのです。しっかりとした量を貯水できていれば、入浴だってできる。菜園の水遣りのみならず、洗濯やトイレ排水にも利用できます。

ベランダ発電実践会とは、都会に住む私たちができる最低限のライフラインを家族で賄う「命」の取り組みです。多額の費用がかかるわけではなく、日常の節約にも繋がり、自然の恵みを享受する場でもあります。この実践会は、定期で行う会員型のコミュニティーです。スポットでは、2時間のセミナー、半日や1日ワークショップとして、またはお客様のスケジュールに合わせて数回に分けて行うことも可能です。