- 掲載紙
- 日刊工業新聞
- 掲載日
- 2012年8月13日
弊社代表上村が、工業系全国紙の日刊工業新聞で特集されました。(8月13日朝刊)7月17日発売の著作「ストーリー経営」についてふれられております。
ストーリー経営—コアなファンが集まる究極のブランディングメソッド
(日刊工業新聞社刊、03.5644.7490)
すべての人が誇れる会社に
–『ストーリー』がタイトルに入った著書は今回で3作目ですね。
「経営の根底には『ストーリー』がある。しかし、現代資本主義において、抽象度の高い『ブランド』や『環境』といった概念は敬遠されてきた。一方、合理化が行き過ぎてしまったっ結果、ギリギリのところにきている組織は少なくない。従業員や顧客はもちろん、すべての人が誇れる会社になるには、魅力ある『ストーリー』が必要だ」
–多くの企業の事例と共に、上村さんが提唱している「ストーリー経営」を分かりやすく解説しています。
「特に伝えたい点が『環境』だ。電力不足や地球温暖化など、私たちが直面している環境問題は後世に引き継がれる。私の2人の息子は、生まれた時からアトピーがひどかった。今ではすっかり良くなったが、医者に『ご両親のこれまでの食生活が原因』と言われたのはショックだった。親は子供の背中を見て育つ。これまで会社の目標は売上高とか従業員とか数値ばかりが先行していた。だが、子供のアトピーに直面し、考え方が大きく変わった。彼らに残せるものが何かを考えた時、経営に『環境』は外せないと思った。それは家庭も同じ。自宅では『ベランダオーガニック菜園』と称してゴーヤをはじめ、有機野菜の栽培を始めた。9月には太陽光発電パネルを設置して『ベランダ発電』に挑戦するつもりだ」
–ストーリーの専門家として、多くの企業をサポートしています。今後の予定は。
「魅力的な企業にスポットを当てた本のプロデュースを計画している。年間5冊くらいは継続的に出版したい。誰もが心を打つ素材を持っている。経営者の生き様、会社の生き様を光も陰も含めて本にまとめる予定だ。大阪に生まれ、労働者の息子として育ってきたからこそ、関西で輝いている中小企業を世界に発信したい」
–映画の撮影も計画しているそうですね。
「私の家族のドキュメンタリー映画を作ろうと準備している。菜園や発電に取り組むことで上村家がどう変わっていくのか。最低でも半年間は撮影したい」
(大阪・三島浩樹)